さて、秋です。
秋には関係ない話題ですが、
我が家には、大事な家族の宝物のうさぎがいます。
「キャベツ食べたい、えん麦(大好物)欲しい」(こちらを見て立ち上がる)
「今怒ってる」(足をダンッと踏みならす。うさぎ用語では「足ダン」)
「なでなでして」(こちらの手元で、わざわざ伏せる)
「(なでなでの手を止めると)もっとやってくれます?」(手を甘噛み)など、
いろんな態度で気持ちを教えてくれます。
しかし、うさぎは、人間と同じ言葉は使わない(らしい様子)なので、
今どうしたいか、すぐにわかってあげられないことも多いです。
「きっと今は抱っこされたいに違いない!!」と、「ギュ~好き好きチュ~」をすると、意外にも我が腕から「心底嫌そうに」飛び降りる。(なお、名誉のために付言すると、時によってはうさぎのほうから抱っこの腕をペロペロ舐めたり、こちらの口にチュッチュッしてくるときもある。)
「今日は天気もいいし庭で遊びたいかな!」と思い立ち、庭に放った途端、脱兎(のごとく)玄関に逃げ込み、秒速で小屋に舞い戻る。

ああ、ああ、そうか、どこまで大事に想おうと、一緒に長く生活していようと、
「君は君」でマイペースに生きているのだ、と、毎日のように思い知るわけです。
そして、どこまでも一人と一人(世間的には一匹あるいは一羽)だけれど、
おんなじ時代に、ここに生きてて、ありがとう、わたしは本当に嬉しいよ(と、本当に時々言葉にする)。もちろん「○○は?」と尋ねてもお答えはなし。

わたし、きっと、シェルターで出会った若者にも思ってしまう(これは、心の中で)。
あなたと同じ時代に、ここで生きてて、なぜだか出会えた不思議。
もちろん、答えは求めません。