6月10日(土)、シンポジウム「多摩に子どもシェルターを作る〜地域でおとなができること」を日野市七生公会堂で開催しました。

ご参加いただいた方々、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。

第1部では、日野市子ども家庭支援センターの熊澤修さんから、すべての子どもが健やかな成長を経るためには、妊産婦から子育てまで切れ目なく包括的に支援する必要があること、そのような包括的な支援が求められるようになった背景についてお話しいただきました。また、日野市が取り組む包括的な支援の基本施策として、中高生世代専用の居場所事業や子どもなんでも相談事業等の興味深い事業についてもご紹介いただきました。

第2部では、当初登壇予定であったこだまメンバーの中田雅久(弁護士)に代わり、こだまメンバーの松原拓郎(弁護士)から、子どもに関わる法や子どもの権利という視点から、子どもが成長発達して自立していく過程を保障するために必要なことや周りのおとなたちがそれぞれ果たせる役割などについて、お話しさせていただきました。

第3部では、同じくこだまメンバーの加藤雅江(ソーシャルワーカー)から、子ども・若者たちを取り巻く様々な課題、こだまが子どもシェルターによって目指すものなどについて、お話しさせていただきました。

質疑応答の際には、子どもシェルターの周知方法や運営に関する様々な課題について、ご質問やご意見をいただくとともに、子どもシェルターに対する期待の声をお寄せいただきました。シンポジウム終了後のアンケートやお声がけも含め、多摩地域に子どもシェルターを作りたいというこだまの活動にご関心やご賛同をいただけたこと、こだまの活動を周囲に広めたいと心強いメッセージをいただけたこと、大変ありがたく嬉しく感じております。

今後も、9月、11月に多摩地域でシンポジウムを開催予定です。詳細が決まり次第、ホームページでご案内しますので、ご確認いただければ幸いです。

来年1月の開所に向けて、今だけは「こだま」ではなく、「のぞみ」になるつもりで、こだまメンバー一同準備を進めて参ります。 今後とも、みなさまの暖かいご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。