理事長の木村真実です。
6月22日に法人の総会を行い、初めて1年間を通じてシェルターを運営した2024年度を振り返り、2025年度を展望しました。事業報告書等はホームページ内からご覧いただけます。(こちら)
シェルターこだまの開所から7月9日で1年6か月になりました。
この間、20人の入居者がありました。振り返ると様々な顔が思い出されます。2週間程で調整して自宅に戻った子もいれば、行先がなかなか決まらず半年を大きく超えてしまった子もいました。退所が決まるとその子の食べたいメニューでパーティーをし、僕の地元の高幡不動尊のお守りを渡し、アンケートを書いてもらいます。「こんな風に思ってたんだね」と言いながら読むアンケートは1枚1枚宝物です。
他方で、入居打診は89件ありましたから、多くの子どもたちを断ってしまったことになります(できる限り他を紹介するなどしましたが)。断らざるを得ない原因の大きなものは入居の長期化です。2か月程度で出先を探すことを前提に、スマホが使えないなど我慢もしてもらっているので、長期化は困ります。自立援助ホームや障がいのグループホームの充実などが進むとよいと思います。
また、今月はこだま担当弁護士(コタン)養成講座を弁護士会多摩支部で実施しました。
今日も、職員、コタン、関係機関の方々、そして会員や寄付者として支えてくださっている多くのみなさんのお力をいただき、子どもたちが暮らしています。本当にありがとうございます。
写真は、シェルター内の七夕飾りです。



